備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

研究関連情報リンク

ETV特集「 ヒロシマ 爆心地の原子力平和利用博覧会」

話題の番組を録画して観ました。アメリカが博覧会を通じて原子力のイメージの向上に努め、その重要なターゲットの一つが広島市民であったというお話です。 私は、広島で差別されたと語る被爆者の方が、”平和利用”に「光明」を見いだしたという話が大変印象的…

石塚正英著作選

フェティシズム -通奏低音 (石塚正英著作選 -社会思想史の窓-第1巻)作者: 石塚正英出版社/メーカー: 社会評論社発売日: 2014/09/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るありがとうございました。 石塚さんといえば、やはり「フェティシズム」…

岡本拓司『科学と社会 戦前期日本における国家・学問・戦争の諸相』

お送りいただきありがとうございました。さっそく今期の授業で活用できそうです。 http://www.bookservice.jp/ItemDetail?cmId=6216668 先週火曜日から授業開始のため、本日で1周りします。 心配事もいろいろあって落ち着きませんが、若者たちは元気でまぶ…

生物学史研究会(小さな生き物、小さな博物学者――泉鏡花をめぐって)のお知らせ

下記に最新情報をアップロードしました。遅くなってすみません。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm 新潟大学への出張から帰ってきました。写真は越後線の踏切から見た線路、学内にあるローソンの店内です。 地元の人には何気ない…

生物学史研究会最新情報

ウェブ係の作業をして、情報掲載をしました。夏の夜らしい研究会ですね。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm 「課題図書」の著者の方だそうです。ホタルの光は、なぞだらけ: 光る生き物をめぐる身近な大冒険 (くもんジュニアサイ…

香川・小松編著『生命倫理の源流 戦後日本社会とバイオエシックス』(岩波書店)

生命倫理の源流――戦後日本社会とバイオエシックス作者: 香川知晶,小松美彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/03/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る『週刊読書人』3043号(2014/06/13)で書評しました。 第2部の「キーパーソン・イン…

第65回現代科学技術論研究会のお知らせ

詳しくは http://researchmap.jp/jo3fbjmmn-1857504/ 『情況』の2013年11月・12月合併号(思想理論編第3号)は、先月新宿の模索舎で買いました。もしかすると、最後の1冊だったかも知れません。 なお同書店については、店の雰囲気が怖くて入れなかった、と…

バス移動

3つの大学行きのバス停があって、朝には学生たちが3列の流れをつくる八王子駅に向かっています。列の最後尾には大学名入りの看板をもった人が立っているので間違える心配はありませんが、どの列がどの大学か、おおよそ見て分かります。豊田駅(日野と間違…

生物学史研究会最新情報更新

http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm 一昨日、更新してました。 今回のテーマは「進化論と植物学」です。進化の総合説は動物モデルで構築されたという話に納得します。ところが、生命界全体で考えると「動物」など、真核生物のうち…

生物学史研究会最新情報更新

今回のテーマは「身体をめぐる言説と技術」です。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm 面白そうです。今週なので注意!

人間環境大学「研究活動上の不正行為の防止等に関する規程」

https://www.uhe.ac.jp/pdf/other/rule_01.pdf には以下のようにあります。 研究上の不正行為(3)盗用 「他人のアイディア、研究過程、研究結果、論文又は用語を当該他人の了解を得ず、又は適切な表示をせずに使用すること。」 授業は2週間終わりました。少…

共著者の倫理

著者に名前を連ねて良いのはどんな場合か。 ICMJEのガイドラインが日本語で出ているのは下記。 http://www.honyakucenter.jp/usefulinfo/uniform_requirements2010.html こちらのページにもあります。 http://www.yakugai.gr.jp/attention/attention.php?id=…

生物学史研究会最新情報更新

最新生物学史研究会「原子力展示をめぐる科学と政治」の情報です。こちらです。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm 1990年代前半?、当時毎月購入していたゲーム雑誌の記事で知って取り寄せた、JST(科学技術振興機構)の啓蒙アイ…

山梨市、上野千鶴子さんの講演会中止 反対意見寄せられ

http://www.asahi.com/articles/ASG3G3FZ5G3GUZOB002.html 「「セクシィ・ギャルの大研究」「スカートの下の劇場」などの著書タイトル」が問題になったらしい。 学生時代に本棚にあった『セクシィ・ギャルの大研究』を見つけ、ニヤリとして、「林さん! こん…

発行『生物学史研究』90号

ネット担当者として、最新号目次をアップロードしました。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/journal_j.htm 特集部分の「別刷」(抜き刷りとも言う)の欲しい方はご連絡下さい。別刷は、特集全体で1冊になっています。 なお、この特集のもとに…

『コミュニタリアニズムの世界』刊行記念シンポジウム開催

本日はこちらに参加します。 http://public-philosophy.net/archives/1198 執筆者全員参加ということですね。コメンテータで「婚姻制度廃止論者」の森村氏に会うのは初めてです。興味深い話が聞けそうです。 ところで、終章で菊池理夫氏が私の書いた第6章を…

映画『100,000年後の安全』(日本語吹き替え版)本編

高レベル放射性廃棄物の問題は、今後の原子力発電にどんな立場をとろうとも、避けて通れない重要な問題だ。これまで原子炉が運転されてきた以上、既に大量の廃棄物が存在するという事実は変わらないのだから。ところが、フィンランドの地層処分(地下深くへ…

生命倫理とコミュニタリアニズム

コミュニタリアニズムの世界作者: 菊池理夫,小林正弥出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2013/12/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見るこの本の第6章に、下記のような文章を書かせていただいています。 第6章 生命倫理とコミュニタリアニズ…

瀬戸一夫『カントからヘルダーリンへ』

カントからヘルダーリンへ―ドイツ近代思想の輝きと翳り (成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書)作者: 瀬戸一夫出版社/メーカー: 東北大学出版会発売日: 2014/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る昨年末にご送付いただきました。瀬戸さんの…

菊地原洋平『パラケルススと魔術的ルネサンス』

パラケルススと魔術的ルネサンス (bibliotheca hermetica 叢書)作者: 菊地原洋平,ヒロ・ヒライ出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2013/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る科学言説プロジェクト(リンクは下記)でコメンテータをお願い…

よろこびの風薫るまち

愛媛県伊方町http://www.town.ikata.ehime.jp/ 横幅760ポイントの固定テーブルを組んでいるホームページは、今どきの画面の大きなパソコンで閲覧すると、右側が大きく余ってしまう。きっと長いあいだリニューアルされていないのだろうと思ってきたが、昔の頁…

最新の生物学史研究会のお知らせ(2013年11月) 「近代日本・朝鮮からみる医療宣教の歴史」

サイト更新係として、サイトを更新しました。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm 最近HDDをSSDに変えてWindowsを入れ直したので、VPN接続のための証明書の導入がまだでした。自宅でWinSCPを用意し、早朝さあ更新と思ったところ気…

動画リンク「船橋市長からふなっしーへの感謝状贈呈式2」

船橋市長からふなっしーへの感謝状贈呈式の、多分一番詳しい動画。撮影は船橋市会議員の朝倉幹晴さん。 それにしても、子どもたちの歓声がすごい。ゆるキャラはまず「内側」の人に人気がなければ。

コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ

コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ作者: 山口裕之出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2013/07/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る というわけで、私がこの本で「レポートの書き方」として、「<思う>と書くな、根拠を…

売れる商品は感性工学がある

売れる商品は感性工学がある。作者: 椎塚久雄出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2013/07/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る人の意思決定の9割は「気分」! ご恵投ありがとうございます。

bioethics.gov

アメリカ大統領生命倫理委員会のサイトにアクセスしたら閲覧できなかったので、ニュースで知っているはずの「政府閉鎖(シャットダウン)」を初めて実感。 本日はいつもの月曜日。八王子で授業の後、新宿で会議の予定。

『科学技術社会論研究』第10号

「科学を評価する」を問う (科学技術社会論研究)作者: 科学技術社会論学会出版社/メーカー: 玉川大学出版部発売日: 2013/07/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 韓星民、林真理「当事者を開発者と結び付ける科学技術コミ…

映画「タリウム少女の毒殺日記」

タリウム少女の毒殺日記を、metaPhorestのセミナーで鑑賞しました。 以下、ネタバレになります。 監視社会を打ち破る(というよりすり抜ける)解決策として自分自身を主体的に監視し、また逆に監視社会そのものを対抗的に監視する新しい自己を立ち上げること…

廣野喜幸『サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える』

サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える作者: 廣野喜幸出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2013/05/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る著者よりお送りいただきました。ありがとうございます。 科学リテ…

第16回 metaPhorestセミナー

第16回 metaPhorestセミナー「土屋豊 『タリウム少女の毒殺日記』」 http://metaphorest.net/news/seminars