厚生労働省難治性疾患克服研究事業「特定疾患患者の生活の質(QOL)の向上に関する研究」班(2006年)よりのお知らせ
http://www.niigata-nh.go.jp/nanbyou/annai/index.htm
大変興味深いのは、上のページにも書いてあるとおり、この研究報告会がインターネットによって生中継されるということだ。
患者(当事者)の生活の質を高めるのが目的の研究だからこのような配慮がなされており、さらにこういった情報提供手段の開発それ自体が研究の一環であるという側面も、たしかにある。しかし、知りたいと思っている人がいることについて、できるだけ情報を公開するというのが重要なことであれば、研究報告の場をフリーアクセスにするこういった試みは、もっと行われてしかるべきだろう。科学コミュニケーションという言葉は、専門家の仕事場とは別に情報提供の場を用意するようなことについて用いられているようだ。しかし、本来の研究の場をもっと公開するということも行われて良いはずだ。