備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

試験の準備

 補講のために八王子に出かける京王線の中でのこと。
 聖蹟桜ヶ丘で私の目の前の席に座り、高幡不動で降りた(多分乗り換えた)おじさんは、赤いアルファベットCのマークの入った封筒から何か文書を取り出して読み始めた。どこかで見たことがあると思ったらセンター試験の監督者マニュアルだったので、ちょっとハッとしさせられた。多分、これから説明会に出席するのだと思う。
 自宅に持って帰ることも、電車の中で読むことも、ちょっと私には勇気がなくてできないことだ。たしかに全国に何万部も配られているのだから、それほどの秘密文書ではないのかも知れないし、仕事机の前で読むほどのものではないと考えたくなるのもわからないわけではないが。