備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

最後の出勤

 学内に人が少ないので、エレベータがすぐ来る。ただし、25階あたりは、年の瀬のこの時期でも賑やかに見える。念入りに電源を切って、仕事に必要なものを鞄にまとめて、帰宅。
 お年玉くじ付き年賀「切手」は、近所の2つの郵便局では売り切れていたが、新宿郵便局ではあっさり見つかった。また今年も年賀状の宛名をワープロで打ち出し。これでおそらく12年目。いつまで続くのか。
 以前(といっても2,3年前)に中古で買ったワープロを使い続けているという年輩の方から入稿原稿としてフロッピーディスクを受け取ったところ、印刷会社の人に読めないと指摘されたことがあった。ワープロで文章を書き始めたため、結局パソコンを利用しないできた人たちがいる。そういう人たちの中には、これからもおそらくずっと壊れない限りはそのワープロを使い続けていく人がいるだろう。量販店には、ワープロ売り場はなくても、ワープロリボン売り場はちゃんと存在している。
 ちなみにこのケースでは、コンバートという方法も多分あったのだろうが、印刷されたものをスキャンして取り込むというのがお互いにとって一番簡単な解決方法だった。