とりあえず、朝日新聞のデータベースで調べてみた。
「安全神話」という表現は、グリコ・森永事件、日航機墜落事件を巡っても使われているが、原子力関係だけをピックアップ。
1986年04月30日夕刊の記事タイトル「ソ連原発事故、国内にも不安と憤り 「安全神話」絶対か」
1988年10月18日朝刊の記事本文「54年の米国スリーマイル島原発事故で「安全神話」が崩れ、ようやく国は「原子力発電所等に係る防災対策上当面とるべき措置について」(中央防災会議決定)を打ち出し、原子力防災対策の指導に乗り出した。」
1991年02月14日朝刊の記事タイトル「「安全神話崩れた」 美浜原発事故で玄海・川内の脱原発団体」
1996年02月05日朝刊の記事本文「阪神大震災で、原発の「安全神話」が揺らぎ、電力会社が事前調査を見合わせている。」
1999年02月06日朝刊(茨城)の記事本文「旧動燃の再処理工場で起きた一昨年三月の火災・爆発事故で原子力施設の「安全神話」が崩れた」
1999年10月02日 朝刊記事本文「村の「安全神話」を崩された住民の衝撃と怒りは大きい。」(これはJCOの臨界事故のこと(引用者注))
とりあえずの結論。この神話は簡単に崩れない。あるいは崩れても復活する。必要なのは新しい「神話」(といって語弊があれば「物語」)ではないのか?