備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

2013-01-01から1年間の記事一覧

片付けが進まない理由

まだ今の勤務先に来る前(多分直前の年だと思う)、年度末になって期末試験を受けたら結果を教えて欲しいと言ってきた学生がいた。その年から土曜日担当にしてもらったためか、登録人数の割にやたら広い教室を割り当てられ、がらんとした中で授業をした記憶…

率先力

学生のレポートで見つけた。調べてみるとよく使われる言葉のようだが、私はあまり聞いた覚えがなく、最初は「即戦力」の誤りかと思ったくらいだ。ネットで調べたら人に先んじてものごとを実行できる力のようなものを指すらしいが、手持ちの辞書では見当たら…

ポータルサイトを通じた成績報告

引っ越し荷物をまとめる前に、感性工学会のプログラム作成があることに気づいたので、そちらを先にこの3日間進行中。当然試験の採点はさらに後回しになる。 ただし、既にレポート等で点数が出ている科目については、もう成績報告ができる。ところが、今年か…

引っ越し第二弾開始

木曜日に定期試験、金曜日に卒論生のセミナーを終えて、やっと研究室を片付ける準備が整った。 引っ越し予定日と定期試験結果の入力締切日の順序を見れば、どちらが先にすべき仕事かは明らかだ。 自宅西向きベランダの、苗で買ってきたゴーヤが生長し過ぎ。…

夏休み

月曜日は最後の授業と最後じゃない会議。 火・水は茨城大学。水戸駅前にできたと聞いたサザコーヒーを初めて。 泊まったホテルは電車がよく見えた。トレインビューを売りにしたら良いのにと思ったが、よく考えたらJR東系。 本日は新宿校舎で試験。7歳児は…

会場下見

「ギリ23区内」の大学にお邪魔。 学会で利用させていただく大変きれいな建物。 この図書館は、「飲食可」にすると途端に利用者が増加したらしい。 少し暑さが和らいだ土曜日の外出。日、月は新宿の予定。涼しいと良いな。 1週間前もやっていた添削がまだ…

後に東京駅も手がけた建築家

「東京・旧万世橋駅が商業施設に 9月開業」 http://www.news24.jp/articles/2013/07/20/07232617.html 不満のつぶやきを見かけて探してしまったテレビのニュース原稿。確かに「辰野金吾」の実名がない。 こういった表現をするのは、言わなくても分かるだろ…

オクラ

ベランダのオクラ。最初の一房。収穫前記念写真。

引っ越し準備

祝日の月曜日は、多くの大学で、休日ではない。授業後、少し箱詰め作業。 先日、荷物の量を下見にきた引っ越し業者の方は、その引っ越しがうれしいものかそうでないのか、希望のあるものか不本意なものかを、現場全体の雰囲気や、質問への応答の仕方などで、…

本日も猛暑日の予報

南側ベランダのマリーゴールドもダウン。順調に生育しているのは、南側ではニチニチソウとポーチュラカ。西側ベランダは、アサガオ、ヘチマ、ゴーヤの蔓性植物トリオがまだ成長途上。例年にない早い梅雨明けに緑のカーテン敷設が追いつかない。 火曜日、水曜…

生物学史分科会サイト更新

「夏の学校」の案内文ファイルを、一昨夜もらって、昨朝アップロードするつもりでいたのに、忘れていて今朝更新。別の学会と重なっていていけそうにないという個人的事情から、ただちに力が入らなかったのかも知れない。ごめんなさい。

概算

研究室引っ越しの荷物がどれくらいの量になるかを調べるため、とりあえず段ボール2箱に本を詰めたところ、おおよそ本棚2段分くらいが片付いた。そこで、研究室内にある「棚」の数を数えてみたところ、とりあえず100を少し超えているくらいだということ…

犯人逮捕

ヘチマの葉を食い荒らした犯人のクロウリハムシを逮捕したが、1匹だったので釈放。 ベランダの外に放り投げたら、飛んでいった。 不殺生の善行を成したので、地獄でも救いの手が伸びて来るだろう。

ポリアンナ効果

電車から降りてホームを歩いていると、ベンチに腰掛けていた女性が慌ててその電車に飛び乗ろうと私の前を横切った。そのときベンチに残された傘に目がとまる。落ち着いた色のそれが、たったいま駆けて行ったその妙齢(?)の女性のものに違いないととっさに…

隣県出張

金曜日は教育実習生の研究授業のため、某高等学校に出張。学生も緊張しているが、こちらも同様に緊張。 学習塾で教えていた頃、黒板に書いた漢字の書き順の間違いを小学生に指摘されたことがあったのを思い出したりする。何事も練習、体験。 京急の快速特急…

初あさがお

月曜日に一輪咲きました。今日はもういくつも咲いています。 ヘチマ、ゴーヤも成長中で、4年目となる西向きベランダ緑化計画は順調に進行。 前年収穫した種だけで面白いように増えるアサガオはさすが、小学一年生の教材に選ばれる育てやすさ。

映画「タリウム少女の毒殺日記」

タリウム少女の毒殺日記を、metaPhorestのセミナーで鑑賞しました。 以下、ネタバレになります。 監視社会を打ち破る(というよりすり抜ける)解決策として自分自身を主体的に監視し、また逆に監視社会そのものを対抗的に監視する新しい自己を立ち上げること…

ちゃんと寝るようにとか、授業中眠くなるぞとか、風邪をひきやすいぞとか、子どもに言う言葉が全部自分にも返ってくることがわかった。本日は今週で一番遅くて4時40分起床。 本日もう洗濯物を乾燥機にかけたというのに、天気予報が昨日から反転して少し晴…

学生の質問

ガリレオがピサの斜塔から重さの違う物体を落として同じ速さで落ちることを証明したという話は、近頃の科学史家によれば後世の作り話で実験は実際には行っていないっぽいということを授業で話したところ、理科教育目的でそういうエピソードを理科の教師が話…

新八

本日から3週間、木曜日は「新八」。1,2年生は八王子校舎、3(4)年生は新宿校舎に通うのが一部学部を除き原則の工学院大学で、3年生になって基本的には新宿校舎に通いながらも、八王子校舎で落とした授業も履修しなければならない状態のことを意味す…

廣野喜幸『サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える』

サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える作者: 廣野喜幸出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2013/05/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る著者よりお送りいただきました。ありがとうございます。 科学リテ…

国会図書館の常連

最寄りの図書館が「国会図書館」なので、いつも使っているという学生の話を聞いた。「ネットで見つけた(日本語の)本が必ず蔵書にある」「読みたい本が貸し出し中ということがない」「自分で書棚を探す必要もない」というのが利点だそうだ。たしかに! 土曜…

鬼を演じる

少人数の授業。ほぼ時間通りにその小さな教室に行ってドアを開けると、灯りがついていない。薄暗い中で蛍光灯のスイッチを入れようとしたそのとき、ドアの裏側に1名発見。その後、机の陰や、別の死角にも学生がいることに気づく。 6歳児相手のときのように…

『動物学雑誌』のコピー

西洋の生物学・生命観をどのように日本が輸入したのか調べようとして、最初の20巻くらいをすべてコピーしたのは、まだ20世紀のこと。今ではCiniiの定額アクセスですべてネット上で見ることができる。全部捨てますがよろしいですかと、自分に尋ねる。残っ…

周到な試験準備

持ち込み可の試験をすると、なぜそんな資料を選んだのかという想定外の書籍を持ち込む学生を見ることが、たまにある。もしかすると非常に用意周到なのかも知れないが、科目内容についての理解が乏しいという可能性もある。学期半ば。1科目だけ中間テストを…

聞く刀

地下鉄で目の前に座っている人の読んでいる本のタイトルが一瞬「菊と刀」に見えたが、よく見ると「聞く力」だった。どうして間違えたのかと考えてみたところ、漢字2文字に挟まれた簡単なひらがなの計3文字という全体像の類似性が思い浮かんだが、次にもし…

大学生とLINE

やっていないと仲間じゃない的な認識の集団と、やっているのは情報リテラシーが低い人という認識の集団の双方があるらしく見える。

第16回 metaPhorestセミナー

第16回 metaPhorestセミナー「土屋豊 『タリウム少女の毒殺日記』」 http://metaphorest.net/news/seminars

引っ越し準備第一弾

事情があって、古いコピーの束を取り出す。1990年代、論文コピーは手近にあった封筒で整理していた。当時住んでいた川崎市の住所の書かれた封筒、河合塾塾生部と書かれた黄色い封筒、大阪教育大学からきた生物学史研究誌の封筒など、懐かしいものオンパレー…

田中三彦講演メモ(学術会議・科学史学会シンポ2013年5月26日)

(面白かったので勝手にメモ。)演題:日本に導入された原子力発電システムの技術的レベルでの考察肩書き:元原子炉圧力容器設計技師 サイエンスライター(福島第一原発について)1号機は地震でやられているという確信を強く持っている。国会事故調は推論は…